ディープラーニングで自撮り画像をアニメ画像に画風変換する方法を参考にJetson nanoでアニメ風自撮り画像を作ってみましたが、使っているカメラの互換性問題で少し躓いたので、修正してトライしたよ。というお話です。
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SainSmart IMX219
Jetson nanoにはRaspberry pi互換のカメラモジュールV2(MIPI CSI-2)が使えます。
⑨がモジュールのコネクタとなります。
私のJetson nanoもケースに入れちゃってよく見えませんですみませんが、カメラモジュールにMIPI CSI-2互換のカメラが刺さってます。
ラズパイ公式のカメラモジュールRaspberry Pi Camera Module V2 カメラモジュール (Daylight - element14)を使うのが無難かな?と思いましたが、今回はちょっとだけ安かったSainSmart IMX219 AIカメラモジュールNVIDIA Jetson Nanoボード用8MPセンサー77度FoVを使ってみました。
こちら、ディープラーニングで自撮り画像をアニメ画像に画風変換する方法で紹介されているところから若干コードを工夫する必要がありましたのでご紹介します。
フレームレート調整
なぜか、ご紹介されているコードのカメラ設定のフレームレート(1/30)だとうまくいかなかったので1/21まで下げます。なんでできないかはわかりません。
Forkして修正しました。 https://github.com/tubone24/UGATIT/blob/movie/selfie2anime_movie.py
動かす
Forkして修正したコードをJetson nano上にcloneして実行してみます。
clone先以外は本家と同じです。
$ git clone https://github.com/tubone24/UGATIT.git
$ cd UGATIT
$ git checkout -b movie origin/movie
$ ./get_haarlike.sh
本家で紹介されているUGATIT selfie2anime[pre-trained]のリンクがきれていたので下記Kaggleからダウンロードくださいませ。
UGATIT selfie2anime [pre-trained]
$ unzip ugatit-selfie2anime-pretrained.zip
準備ができたので実行します。
$ python3 selfie2anime_movie.py --light=True -d='jetson_nano_raspi_cam'
カメラで私の顔を認識してみたところ、私の顔が可愛くないキャラクターに変換されました。
ちょっともたつきますが、ちゃんとリアルタイムに処理しているようです。